3R・廃棄物

2012年10月12日

 

生ごみを堆肥に ミネラル豊富な農産物を生産

Keywords:  3R・廃棄物  NGO・市民 

 

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Copyright NPO法人日本食品リサイクルネットワーク

2004年に発足したNPO法人日本食品リサイクルネットワークは、生ごみの有効活用で栽培された農産物の利用を促進・啓発する活動を行っている。

社員食堂等から排出された生ごみを乾燥式、バイオ式などの処理機で処理した一次生成物を農家が買取り、農地へ運び、異物除去、混合・調整等の二次処理を行い、その有機肥料素材で栽培した農作物を、生ごみの排出元の事業所に紹介する仕組み。有機栽培農産物は糖分が高いスイカや、ビタミンCを多く含む野菜類ができ、一般的にミネラルが豊富となる。その農産物を排出事業所へ配送した後に、空になった車両で生成物(有価物)を農家に運ぶ循環型。

現在は那須、湘南、近江、兵庫、大阪の5地域の生産農地があり、排出事業所は40箇所、農家は8軒で、農地還元量は約70トン。今後さらにネットワークを広げて事業所から排出される生ごみの再資源化に役立たせるとともに一般家庭の生ごみリサイクルの輪も広げる活動を進めるとしている。

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