エネルギー・地球温暖化

2011年08月25日

 

名古屋市、2008年の温室効果ガス排出量は1990年比11%減

Keywords:  地球温暖化  地方自治体 

 

JFS/Nagoya City's FY2008 Greenhouse Gas Emissions Down 11% from 1990
Copyright 名古屋市


名古屋市は2011年3月22日、2008年の同市の温室効果ガス排出量(確定値)は、基準年の1990年から11.0%減少し、1548万トン(CO2換算、以下同じ)であったと発表した。同市は2010年の排出量目標を1565万トン、1990年比10%減としており、この目標を2年早く達成していたことになる。

部門別排出量でみると、「工場・その他」と「業務用車」は基準年と比較して減少した(それぞれ32.4%、25.1%減)が、「家庭」「マイカー」「オフィス・店舗等」では増加した(それぞれ、13.7%、25.1%、30.3%増)。

前年(1712万トン)比では9.6%減少しており、その要因としては、リーマンショックによる景気後退の影響、市民や事業者によるエネルギー消費量の減少、電力事業者の京都メカニズムクレジット活用等が挙げられている。

また、市内総生産は2002年から8.8%増加しているにもかかわらず、市民や事業者の省エネライフやエネルギー転換等が定着してきていることから、エネルギー消費量は8.5%減であった。さらに、市内総生産は前年比で3.4%減少したが、エネルギー消費量はそれを上回る5.8%の減少となった。

2009年度温室効果ガス排出量大幅に減少、90年比4.1%減(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030801.html
2008年度の日本の温室効果ガス排出量、昨年度より6.4%減少(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030044.html 
自治体の温暖化への取り組み - その目標と手法
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/027195.html

登録日時:2011/08/25 06:00:15 AM

English  

 

参照元

名古屋市 温室効果ガス排出量の調査結果について
http://www.city.nagoya.jp/kankyo/cmsfiles/contents/0000022/22717/230322siryou2.pdf


 

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