エネルギー・地球温暖化

2011年06月14日

 

バラ農園がCO2排出量表示の認証取得

Keywords:  地球温暖化  企業(非製造業)  政策・制度  省エネ 

 

バラを生産している梶農園(宮城県)と安彦園芸(山形県)は2011年2月に、カーボンフットプリント(CFP)制度で認証された。梶農園が出荷するバラ1本あたりのライフサイクル全体のCO2排出量は910グラム、安彦園芸は1.17キログラム。MPSジャパンの協力をえて、排出量が算定された。

梶農園や安彦園芸ではヒートポンプエアコンを導入、エネルギーや農薬の使用量を大きく削減した。また、暖房での湿度調整に頼らなかったことで、以前よりも大きいバラの花を生育することができ、湿度に極端に弱い、除湿をしなければ栽培が難しいバラを梅雨の時期に出荷できた。

MPSとはオランダ発祥の花き業界における認証システムのことで、「環境に配慮した花きの生産」という意味。お花の生産や流通上の環境負荷の低減や鮮度、品質の管理、社会的な責任に対する様々な取り組みを認証する。

農水省、農産物のカーボンフットプリント表示モデル事業を実施(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030313.html
大学の食堂メニューにフードマイレージを表示して「CO2見える化計画」関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/028906.html

登録日時:2011/06/14 06:00:15 AM

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