エネルギー・地球温暖化

2011年04月17日

 

東京都庁、2009年度の温室効果ガス排出量を2004年度比9.6%削減

Keywords:  地球温暖化  地方自治体  省エネ 

 

東京都は2011年1月26日、2009年度に2004年度から約21.9万トン-CO2の温室効果ガスを削減し、削減率は9.6%になったと発表した。2005年度に「地球温暖化対策都庁プラン」を策定し、2009年度までに都庁全体の事務事業活動に伴う温室効果ガス排出量を2004年度比で10%削減という目標を設定しており、概ね目標を達成する結果となった。

主な取り組みとして、都庁の新宿本庁舎では、省エネチューニング(設備運用改善)の試行を行い、空調吹出口のバランス再調整や空調用冷水温度管理の強化など、きめ細やかなチューニングを実施することにより、8.2%の削減を達成した。

また、下水道局では下水汚泥の高温焼却による一酸化二窒素の削減により、約147,000トン-CO2を削減、産業労働局では展示施設の空調・照明への省エネ設備の導入及び運用対策で約5,600トン-CO2を削減、福祉保健局では、福祉施設及び試験研究施設における熱源設備の更新や運用改善により約3,000トン-CO2を削減した。

都では、今後は「東京都環境基本計画」の目標達成を先導する立場をふまえ、2010年度からの5カ年を計画期間とする新たな削減目標を設定し、一層の温室効果ガス削減を進めていくとしている。

ニュースレター 日本を引っ張る東京都の温暖化への取り組み(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/027414.html
東京都庁、2005年度のCO2排出量を前年度比3.3%削減(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024309.html

登録日時:2011/04/17 06:00:15 AM

English  

 

参照元

東京都 2009年度(平成21年度)都庁の温室効果ガス排出量について
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/01/20l1q400.htm


 

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