2006年12月24日
東京都は2006年9月14日、都庁の事業活動に伴う2005年度の温室効果ガス排出量はCO2換算で220万3560トンで、2004年度比7万4446トン減少し、3.3%削減したと発表した。
都では、2009年度までに都庁の温室効果ガス排出量の削減目標を2004年度比で10%とする「地球温暖化対策都庁プラン」を2005年度から実施している。都庁の排出量は都内排出量の約3%に相当する。
2005年度には、江戸東京博物館、東京都現代美術館に省エネ設備を導入したり、タッチパネルモニターアンケートを実施し来館者の声を空調温度設定に反映して空調エネルギーを削減したほか、「グリーン購入」制度に基づき、東京文化会館での再生可能エネルギー5%を含む電力を購入するなどの取り組みを行った。
また、広尾病院にESCO事業による省エネ設備を導入したほか、都施設30箇所に電力使用量監視システムを導入。電球式に比べ消費電力が約6分の1で寿命の長い発光ダイオード(LED)式信号機への転換を推進し、都営地下鉄に交流モーターで走るVVVF車を導入した。さらに、朝霞、三園、小作の各浄水場で太陽光発電設備を稼働させ、水再生センターでの下水汚泥の高温焼却によるN2Oの削減などを進めた。
登録日時: 2006/12/24 12:16:02 PM
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