エネルギー・地球温暖化

2015年11月23日

 

COP21に向け、若者が意見を発信

Keywords:  地球温暖化 

 

写真:Climate Youth Japan
Copyright Climate Youth Japan All Rights Reserved.

社会の中で若者が声を上げることにより、気候変動問題の解決を通じた衡平で持続可能な社会を実現しようと活動している団体があります。気候変動問題に高い関心、危機感を持って活動しているユースにより2010年に設立されたNGO、Climate Youth Japan(CYJ)です。

CYJは2015年12月にパリで開催される国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)に日本ユースの声を届けるため、COP21プロジェクトを立ち上げました。COPに向けての取り組みは、今回で6回目になります。

COP21プロジェクトは、NGO/NPOの環境保全活動への資金の助成や人材育成、情報提供などを行っている『地球環境基金』の支援を受け、「市民のチカラで気候変動を止める」を掲げるNGO/NPO『気候ネットワーク』から助言等を得て実施しており、3つの目的を掲げています。

1つは、日本ユース代表としての意見を世界の場に届けることです。将来世代の代表として国際会議に参加し、将来地球に住む人や生き物のことを考えたメッセージを伝えることで、日本政府をはじめとするCOP21の各国代表に、将来のための決定を行ってもらうよう働きかけます。

海外青年とのネットワークを強化し、協働することも目的の1つです。政策提言や国際会議での発言、キャンペーンなどの活動を行っている海外の青年とのつながりを、より一層広げます。

もうひとつの目的は、主体的に発言、行動する気候リーダーを育成し、青年同士の協働を実現することです。気候変動に対する姿勢が積極的になるような影響を与え、長期的な見通しを持って取り組みを進められるリーダーを育成します。また、全国各地にいる気候リーダー及び気候リーダーになりうる人材を繋げ、個々人の能力をさらに引き出すと同時に、社会への影響力ある活動を展開します。

COP21プロジェクトでは、気候変動問題に取り組む世界中の青年たちの会議(COY: Conference of Youth)に参加し、海外ユースとのネットワークづくりを行うとともに、日本ユースとしての意見発信や日本国内に向けた意識啓発を現地で行います*。

* 2015年11月14日にパリで同時多発テロが発生したことを受け、現地での活動は中止になりました。

CYJでは2015年、新たに政策コンペプロジェクトを立ち上げました。日本において気候変動問題に取り組もうとしている若者同士や、若者と専門家が議論する場を創造し、若者による政策議論や提案が活性化することを目指します。

初年度は、国内の数カ所で、環境・気候変動政策をテーマとするイベントを開催。2年目以降は、若者による気候変動政策コンペの開催を予定しています。

English  

 

 

このページの先頭へ