生物多様性・食糧・水

2014年02月14日

 

ソーラーLED普及協会、小型ソーラー浄水装置を発売

Keywords:    防災・減災 

 

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一般社団法人ソーラーLED普及協会は2014年2月、太陽光で駆動する小型浄水システムの販売を開始した。災害時など外部電源が利用できないときも、雨水、河川水、風呂の残り湯、井戸水などから飲用水を得られる。

発売されたのは、サイズの異なる「ソーラースワン君」「ソーラーワン君」「ソーラーワン君ミニ」の3モデル。折りたたみ式のソーラーパネルを備えたコンパクト設計で、重量は20~35キログラム。最も小型の「ワン君ミニ」は、外寸約30センチ四方と、一般家庭での利用も視野に入れて設計されている。

高品質な浄水機能の鍵は2段階の不純物除去。まずプレフィルターで、水中の砂や泥、花粉、鉄分、マンガンなど、比較的大粒の有害物質を取り除き、さらに活性炭とRO(逆浸透)膜で大腸菌などの菌類やウイルスを除去する。1分あたり0.6~1リットルの浄水能力で、1日に300~400リットルの安全な飲用水が得られる。

ソーラーLED普及協会では、主な対象である全国の自治体のほか、水インフラ整備が遅れている離島や途上国にも広げたいとしている。価格は33万~55万円。

小島和子

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