生物多様性・食糧・水

2014年04月23日

 

LIXIL、ケニアで循環型無水トイレシステム普及促進事業をスタート

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写真:現地住民説明会の様子
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住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXILは2014年1月23日、同社が提案したケニアにおける循環型無水トイレシステム普及促進事業が、国際協力機構(JICA)が公募した「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業」に採択され、JICAの支援を得ながら進めていくことを発表した。

ケニアの非都市部を対象に、このシステムを普及させていくことで、不適切なし尿処理や野外用便を減少させ、保健衛生状態を改善することに加えて、生成した肥料を利用した農業や雇用創出などを目指す。

ケニアでは、急激な人口増加と都市集中化から、インフラ整備が追いつかず、下水道整備が遅れている。LIXILはケニアに清潔で快適な衛生設備を提供しようと、2013年6月に横浜で開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V)などを通じて、循環型無水トイレシステムを提案してきた。

同社は2008年より、水を使わずに、し尿を安全に処理・再資源化する研究・開発に取り組んでいる。ベトナムや日本の徳島県上勝町で実証試験を進めており、2013年よりインドネシアで普及のための調査を行っている。

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