2012年01月28日
京都府が2011年9月7日に発表した府内の2009年度の温室効果ガス排出量(速報値)によると、総排出量は1234万トン-CO2と、前年度比で3.4%(44万トン-CO2)減少した。1990年度比では、16.4%(243万トン-CO2)の減少となり、京都府地球温暖化対策条例(2005年度制定)における2010年度の削減目標である1990年度比10%削減を2年連続で達成した。
産業(製造業)部門では、省エネ設備の導入、燃料転換が進んだこと等により、1990年度比で41.4%減少した。特に、リーマンショック後の景気低迷の影響を受け、2008年度下半期からの生産活動が低迷を続けており、エネルギー使用量も減少したため、前年度比で5.1%減少した。
運輸部門では、自動車の保有台数は1990年度比で18.8%増加しているものの、軽自動車や低燃費車への乗り換え等により、CO2排出量は10.1%減少。前年度比では景気低迷の影響により4.4%減少した。
家庭および業務(商業・サービス)部門では、1990年度比でそれぞれ0.7%減、1.3%増であるが、前年度比では、梅雨明けが遅く夏場の猛暑日等が少なく、冬場も暖冬であったことにより、冷暖房用の電気使用量等が減少し、それぞれ2.3%、2.6%減少した。
京都府、温室効果ガスを5年間で10%削減する計画を策定(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024315.html
登録日時:2012/01/28 06:00:15 AM
京都府における温室効果ガスの排出量について
http://www.pref.kyoto.jp/tikyu/greenhouse.gas.html