エネルギー・地球温暖化

2006年12月27日

 

京都府、温室効果ガスを5年間で10%削減する計画を策定

Keywords:  地球温暖化  地方自治体 

 

京都府は、府民総参加により地球温暖化対策を推進するために「京都府地球温暖化対策条例」を制定し、2006年4月から施行しているが、同条例に基づき、2010年度までに府内における温室効果ガスの総排出量を1990年度比で10%削減する目標を柱とする「京都府地球温暖化対策推進計画」を策定したと10月26日発表した。

同計画によると、2010年度の総排出量が約1468万トン-CO2と予測され、基準年度(1990)比0.6%の増加が見込まれるので、10.6%(約157万トン-CO2)削減が必要。目標達成に向けて、「産業」「運輸」「民生・業務」「民生・家庭」の主要4部門別に削減目標(平均10%)を設定している。

例えば、丹後地域では、風力発電などの自然エネルギーの普及や環境学習を推進する、京都市では、国際観光・大学のまちとして、観光旅行者や学生に対する普及啓発をするなど、府域の特性等に応じて、地域別の重点目標を設定し、きめ細かな対策を推進する。

また取組の成果が実感しやすい行動モデルとして、電気・ガス・ガソリンなどの使用量の「10%削減メニュー」を提示している。削減目標とは別に、府内の4分の3を占める森林を活かし、約80万トン-CO2(5.4%)を府の森林吸収量の目標として設定し、森林の保全・整備を推進するとしている。



http://www.pref.kyoto.jp/koho/kaiken/kaiken2006/061026/061026-koumoku02.html




登録日時: 2006/12/27 10:51:18 AM

英語記事はこちら


 


 

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