エネルギー・地球温暖化

2010年02月17日

 

京都市、地球温暖化対策条例を改正へ

Keywords:  地球温暖化  地方自治体 

 

2004年12月に全国初の「地球温暖化対策条例」を制定した京都市では、2009年8月より「地球温暖化対策推進委員会」を設置し、現行条例の三つの義務規定の見直しを審議している。

一つ目は、温室効果ガス排出量の多い事業者を対象に作成・提出を義務付けている、特定事業者排出量削減計画書制度。補完的措置として、再生可能エネルギー利用等の効果を総排出量から差し引くことや、低炭素社会づくりへの貢献を評価する制度の導入などが議論されている。

二つ目が、一定規模以上の建築物の新増設に対して提出を義務付けている、特定建築物排出量削減計画書制度。建築主の自主的な取組みを促すため、市独自の環境配慮建築物の評価システムによる評価の義務付けと、評価に応じたラベル制度の導入を検討している。さらに、エアコン、冷蔵庫、テレビを対象とした省エネラベル制度についても、対象品目の拡大を検討中。

京都市は2009年1月、政府より「環境モデル都市」に選定されたことを受け、温室効果ガスを2030年までに1990年比で40%、2050年までに60%削減するという中長期目標を設定。その実現に向けた新計画の策定、現行条例の見直しが必要となっている。新計画案および条例の改正案は、市民意見などを踏まえ、2010年度中に策定される予定。

京都市、全国初の地球温暖化対策条例を制定(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/023678.html
平成21年度第1回地球温暖化対策推進委員会
http://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/
0000068144.html

平成21年度第2回地球温暖化対策推進委員会
http://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/
0000071463.html

京都市地球温暖化対策条例の義務規定の見直し等に関する市民意見募集
http://www.city.kyoto.lg.jp/kankyo/page/
0000072224.html

登録日時:2010/02/17 06:00:15 AM

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