南九州でリユースびんの取り組みが拡大

Copryright 株式会社 田中商店

焼酎を入れる５合（900ml）びんに「再利用：Reuse」と「再使用可：Returnable」の頭文字「Ｒ」が刻まれているリユースびん、Ｒびんの取り組みが、熊本、鹿児島、宮崎を中心に広がっている。南九州で製造されている焼酎の統一規格のびんで、消費者が酒屋などにびんを持って行くと、１本５円で買い上げてくれる。

Ｒびんの取り組みは水俣エコタウンの中核事業で、エコタウン内の洗びん業者田中商店で洗浄されリユースされる。以前のびんは軽量で補強のために表面がコートされており、びんを洗浄する際にコートが剥げると４割以上が割れてしまった。そのため、田中商店を中心に強度を高めたびんを開発し、2004年４月からリユース事業に踏み切った。

熊本県内の市民グループが「Ｒびんをひろめよう会」をつくるなど、消費者側からの支援もあり、開始当初は10％に満たなかった回収率は、現在では約60％に。びんごみを処理するにも費用がかかることから、節約のために、都内に店舗を構える大手居酒屋チェーンの中にもＲびんの焼酎を購入するところが出てきているという。

リユースビン視察ツアー　～大口酒造協業組合・エコボ水俣～
http://www.ecopa-kumamoto.com/schedule/
report/041203/index.html
「みなまたエコタウン」施設見学案内
http://www.eco-minamata.jp/ecotown.html
「リユースびん流通システム―京都モデル」始まる（関連のJFS記事）
http://www.japanfs.org/ja/pages/024286.html
日本のガラスびんをめぐる状況（関連のJFSニュースレター）
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/
pages/027277.html

登録日時: 2008/12/14 06:24:01 AM