2006年11月30日
Keywords: 3R・廃棄物 NGO・市民 企業(非製造業) 政府
洗って何度も使う「リユース(再使用)びん」を普及するため、消費者がリユースびんを容易に識別できる「リユースマーク」を表示した商品が、2006年10月から京都市内の店頭に並び始めた。消費者がリユースマークのついた空きびんを購入した小売店に返却すると、びん商を通じてメーカーで再使用されるしくみ。京都市内にある「リユースびん回収ボックス」を設置しているスーパーやコンビニエンスストアに返すこともできる。
メーカーにも、回収し洗浄した「リユースびんを優先的に購入する」意思表示をしてもらい、それをリユースマーク添付の条件にしている。事業者、消費者がそれぞれの責任を果たすことで、廃棄物の発生抑制・省資源・省エネルギーを目指していく。
びんは割ってリサイクルするより、洗って何度も使うリユースのほうが環境負荷が少ないにもかかわらず、日本の容器包装リサイクル法は、ワンウェイ容器にやさしくリユース容器にきびしい規定となっている。
そのため、行政、市民、企業でつくる京都市ごみ減量推進会議のリユースびん事業化活動小委員会では、1999年以来、京都における「リユースびん流通システム?京都モデル」の構築を目指し、京都市内の清酒や酢、醤油のメーカーやびん商(びんの回収や洗浄を行う業者)、小売酒販店および行政への働きかけを続けてきた。9月現在、メーカー7社の協力を得ている。
http://www.kankyoshimin.org/jp/hotnews/reusebinkyotomodel.html
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登録日時: 2006/11/30 08:50:07 AM
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