3R・廃棄物

2008年07月13日

 

京都発、ユニーク助成事業で循環型社会を

Keywords:  3R・廃棄物  NGO・市民  企業(製造業)  地方自治体  地球温暖化 

 

2007年11月、京都市では「京(みやこ)の環境みらい創生事業」で、1団体に最大3年で1千万円を助成するとして、脱温暖化社会、循環型社会に向けての先進的な取り組みを公募した。この財源は、京都市が2006年から始めたゴミ袋の有料化によるもの。2008年2月に14件の応募から4件の助成事業が選ばれた。

その一つは、京都2Rシステムプロジェクトが進める構想で、リユースボトル(マイボトル)を開発し、店や旅館などで飲み物を供給できるしくみを作っていくというもの。ボトルは観光客や修学旅行生の土産品にもなるようにと、京都らしいデザインを考案する。環境NPOや企業などが連携し、今後京都市内のコンビニエンスストアで、実験的にスタートする予定。大量消費、大量廃棄を見直す2R(Reduce=発生抑制、Reuse=再利用)型流通モデルの循環を作っていくことがねらいだ。

そのほかには、飲食店の省エネ空調換気装置を改良したウインドナビ、3R(Reduce=発生抑制、Reuse=再利用、Recycle=再資源化)に関する検定を行って、人材を育成する3R検定実行委員会、廃石膏ボードと廃瓦を活用した舗装材を開発した玉井道路が選ばれた。実質は、4事業に約2800万円の助成で、利益の一部は市に還元される。



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登録日時: 2008/07/13 02:03:49 PM

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