3R・廃棄物

2007年07月26日

 

富士通、IT製品リサイクルサービスのグローバル体制を構築

Keywords:  3R・廃棄物  企業(製造業) 

 

富士通グループは、2007年4月よりIT製品リサイクルサービスを、日本・欧州に加え、北米・APACの6カ国9拠点で開始することを発表した。

急速に発展する情報技術は、より効率的で便利な社会の構築に寄与する一方で、IT製品の廃棄量の増加、不適切な廃棄による情報セキュリティの問題や環境への悪影響を招いている。欧州では2003年2月に「WEEE指令」が発効、日本では2001年4月に「資源有効利用促進法」が施行するなど、拡大生産者責任の考え方が広がっている。

このような背景から、すでに実施しているアメリカ、オーストラリア、カナダに加え、2007年5月からは、シンガポール、フィリピン、タイの3国でIT製品のリサイクルサービスを順次開始する。4月からは、アメリカ、カナダで新たな2拠点も追加され、今後は日本・欧州・北米・APACの世界規模で、リサイクルサービスの提供が可能となる。

回収した使用済みIT製品は、各国のリサイクルパートナーにより適切に処理される。米国では、2002年より使用済みのPOSシステムを回収、自社工場で整備後、再度利用するサービスを提供し、顧客数ベースで約40%が利用する。オーストラリアでは、2006年4月より現在までに、大手小売企業を対象に約250トンの使用済みPOSシステムのリサイクルを実施。2007年5月から正式に開始するフィリピンでは、2006年6月から2007年2月まで、パイロットプロジェクトとして、27トンの電子廃棄物リサイクルを実施した。



http://pr.fujitsu.com/jp/news/2007/03/13.html


http://jp.fujitsu.com/about/csr/eco/products/recycle/kaigai.html
富士通、世界で初めて自社再生マグネシウム合金をノートパソコンに適用 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/186-j
アジアで国際リサイクル特区と域内ネットワークの構築を目指せ (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/1142-j


登録日時: 2007/07/26 11:56:15 PM

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