3R・廃棄物

2005年10月26日

 

アジアで国際リサイクル特区と域内ネットワークの構築を目指せ

Keywords:  3R・廃棄物  国際  政府  政策・制度 

 

地球環境戦略研究機関(IGES)は2005年6月2日、ポリシー・ブリーフを創刊した。同創刊号では、アジアにおける「国際リサイクル特区と域内ネットワークの構築」を提案している。

アジアでは国境を越えてリサイクル資源の市場が急速に拡大しつつある一方、廃棄物の不法投棄などで環境や健康に深刻な影響が出ており、対策が急務となっている。

この提案は、同年4月末開催の3Rイニシアチブ閣僚会合の主要議題の一つとなった「再生利用原料・製品の国際的な流通」を推進するための具体的な方策案。偽装貿易等の違法取引を減らすとともに、途上国が適切に廃棄物管理できるよう能力向上を支援し、環境的・経済的に適正なリサイクル資源の国際市場づくりを促すことを目指す。

具体的には、リサイクル資源を国際取引する企業等を各国政府が認定する「認定制度」の導入、リサイクル資源を受け入れる港湾や、監視下でリサイクル資源を処理する工業地域を指定する「国際リサイクル特区」の設置、アジア地域内におけるリサイクル資源の国際取引の監視、人材育成、技術開発・普及を目的とする「リサイクル特区のネットワーク化」の3つの施策が柱となっている。



http://www.iges.or.jp/jp/news/press/05_06_02.html


http://www.iges.or.jp/jp/pub/policybrief.html


登録日時: 2005/10/26 10:15:57 AM

英語記事はこちら


 


 

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