3R・廃棄物

2006年09月13日

 

2004年度のごみ排出量、前年度比減少

Keywords:  3R・廃棄物  政府 

 

環境省が2006年6月29日に発表した一般廃棄物(ごみ及びし尿)の排出及び処理状況の調査結果によると、2004年度のごみの総排出量は、前年度を102トン下回る5,059万トン、1人1日あたりのごみ排出量は、前年度比1.8%減の1,086グラムだった。ごみ処理事業経費は1兆9,343億円で、前年度より257億円減少。国民1人当たりにすると1万5,200円の計算となる。

ごみの再生利用を示す総資源化量は940万トンで、前年度の916万トンから2.6%増、リサイクル率は0.8ポイント増えて17.6%と着実に増加。最終処分量は前年度の845万トンから4.2%減少し809万トン。最終処分場の残余年数は横ばいの13.2年。

全国にあるごみ焼却施設の数は1,374で、集約化により前年度より22減少する一方で、1施設あたりの処理能力は139トン/日から143トン/日に増加。発電設備を有する施設数は、前年度の271から281に増加し全体の20%を占めるが発電効率は平均10.5%、20%以上の施設数は11で全体の3.9%に留まる。総発電能力は149万1,000kWで、3.5%の微増。ごみ焼却施設の余熱利用は、高効率発電を行う熱回収施設への転換が課題となっている。



http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7261


2003年度のごみ排出量は横ばい (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/1288-j
2002年度の日本の廃棄物、前年度比で若干の減少 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/1075-j
2001年度の一般ごみの排出量、横ばい (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/647-j


登録日時: 2006/09/13 03:25:20 PM

英語記事はこちら


 


 

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