エネルギー・地球温暖化

2005年10月29日

 

2005年版環境白書、「脱温暖化 - “人”と“しくみ”づくりで築く新時代」

Keywords:  地球温暖化  政府 

 

環境省は2005年6月17日、05年版「環境白書」を公表した。本年2月の京都議定書発効を受け、脱温暖化社会の構築に向けた取組を一層強力に進めていくことが必要であるとして、「脱温暖化-“人”と“しくみ”づくりで築く新時代」をテーマとしている。

脱温暖化で循環型の持続可能な社会の実現には、家庭、企業、地域などのあらゆる場面で、温室効果ガスなどの環境負荷を自発的に削減する「人」の育成が必要として、この「人づくり」と、社会経済システムを環境に配慮したものへと転換させる「しくみづくり」を両輪として進める考え。

家庭における二酸化炭素排出量は全体の約14%であるが、京都議定書の基準年である1990年度から約3割も増加しており、他の部門と比較しても著しい伸び率を示している。同白書では、「家庭で簡単にできる主な取り組み」として38項目を提示し、環境負荷の削減を促すとともに、家庭が人づくりの原点になることを期待している。

環境省は、38項目の中から取り組みを選んで参加する「チーム・マイナス6%」と名付けた国民運動を本年4月から展開している。特に夏季のノーネクタイ・ノー上着ファッションは「COOL BIZ(クールビズ)」として話題となった。



http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h17/index.html




登録日時: 2005/10/29 03:30:26 PM

英語記事はこちら


 


 

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