帝人、ＰＥＴボトルからＰＥＴボトルへのリサイクルを事業化

帝人株式会社は、2002年4月15日、ＰＥＴボトルを回収し再びポリエステル原料に戻す原料リサイクル施設を帝人ファイバー（株）徳山事業所内に開設した。これにより、石油から製造したものと同等の高純度ＤＭＴ（テレフタル酸ジメチル）が、約７割のエネルギーで回収可能になり、CO2排出量も２割減るという。

2003年10月までには、回収したＤＭＴからＰＥＴボトルの原料となるＴＰＡ（高純度テレフタル酸）を精製することによって、世界初「ボトルtoボトル」の完全循環型のリサイクル事業を本格操業し、年間６万トン（500mlＰＥＴボトル約20億本分）のＰＥＴボトルを再生させる計画。

ＰＥＴボトルの国内需要および回収量は年々増加しており、2001年度の回収量は16万トン（回収率40.1％）であった。





登録日時: 2002/10/19 09:25:40 AM

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