エネルギー・地球温暖化

2014年07月27日

 

日本の家庭からの二酸化炭素排出の実態は? 環境省、調査結果を発表

Keywords:  地球温暖化  政府 

 

写真:夕方
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環境省は2014年3月31日、日本の家庭からの二酸化炭素排出量の推計に係る実態調査試験調査の結果を発表した。家庭部門の二酸化炭素排出量は、2012年度には1990年度比で約6割増加しており、より実態に即した効果的な対策の導入が喫緊の課題となっている。調査は2012年10月~2013年9月までの期間に、関東甲信、北海道の専用住宅に居住する主世帯、約5,400を対象に実施され、家庭からの二酸化炭素の排出実態を調べた。

世帯あたりの年間二酸化炭素排出量は、関東甲信で4.0トン、北に位置している北海道では7.3トンだった。二酸化炭素排出量のうち暖房からの排出を見ると、関東甲信では16%であったの対し、北海道では30%を占めている。

エネルギー種別の二酸化炭素排出量をみると、関東甲信では、電気54%、ガソリン23%、都市ガス14%であるのに対し、北海道では、電気44%、灯油29%、ガソリン20%で、灯油の割合が大きい。

環境省は、2014年度~2015年度に全国で同様の試験調査を実施した後、家庭からの二酸化炭素排出に関する統計として整備し、継続的にデータを収集する予定。

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