エネルギー・地球温暖化

2014年01月12日

 

農業環境技術研究所『土壌のCO2吸収量「見える化」サイト』を作成・公開

Keywords:  地球温暖化  大学・研究機関 

 

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農業環境技術研究所は2013年10月2日、農地土壌に蓄積する炭素量の増減を計算し、土壌の二酸化炭素(CO2)吸収量として示すウェブサイト『土壌のCO2吸収量「見える化」サイト』を開発し、公開したことを発表した。同サイトのURLは
http://soilco2.dc.affrc.go.jp

農地の生産力を維持・増進するためには土壌の有機物管理が重要である。土壌中の有機炭素量が増えると、大気に放出されるCO2が減少することになるので、地球温暖化の緩和策の一つとして期待される。

同研究所は、英国で開発された土壌炭素動態モデル「RothC」を、日本において一定量の有機物や肥料を長期間投入し続けた試験データを用いて検証し、日本の農地向けに「改良RothCモデル」を開発した。

ウェブサイトでは同モデルと土壌や気象などのデータベースをインターネット上で結合した。同サイトの地図上で農地の場所を指定し、作物の種類、作物残渣の処理方法、堆肥投入の有無をメニューから選択するだけで、現在から20年間の土壌炭素量の増減が計算され、グラフで示される。

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