3R・廃棄物

2013年09月09日

 

九大学生、化粧品リサイクルを促進

Keywords:  3R・廃棄物  NGO・市民 

 

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2013年6月、横浜で開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD Ⅴ)の広報活動の一環として、北九州市(福岡県)で不用化粧品リサイクルのワークショップが開催された。

主催はJICA九州と九州大学(福岡県)の院生グループ「プラスコスメプロジェクト(PLUS COSME PROJECT)」。グループには男子学生1名を含む8名が参加する。ワークショップでは、キャンパスほか大手デパートや地域イベントなどに設置したボックスで回収した口紅やアイシャドウなどから絵の具を作り、不要となった化粧品の再利用を呼びかけた。色ごとに分別された化粧品に画材溶液を加えると、約10分でパステルカラーの絵の具が出来上がる。水彩絵の具より乾きも速い。

化粧品の主要な原材料の1つがアフリカから輸入されるアラビアゴム。代表の川原眞実加さん(ユーザー感性学専攻 修士2年)は、「身近な化粧品からでも世界とのつながりを知ることができます。はるばるアフリカから来たアラビアゴムが化粧品となって私たちの周りで使われ、今度はそれが絵の具となってアフリカに戻り、子どもたちの手に渡すことができたら」と夢を語る。原材料を通し、世界とのつながりを考える機会にもなることだろう。

岸上祐子

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