エコ・ソーシャルビジネス

2013年01月10日

 

別府市 温泉で作るエネルギー「湯けむり発電」

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業)  再生可能エネルギー 

 

大分県で産業機器の開発・設計を行っているターボブレードは他企業との共同開発で、2012年3月から温泉の名所である別府市の実証実験場において低温熱水を利用した新型の地熱発電である「湯けむり発電」の実用化に取り組んでいる。

温泉熱水利用発電システムとして、従来の地熱発電では使えなかった120℃以下の熱水蒸気や低圧力にも対応が可能。従来の噴気エネルギーの熱と圧力は、タービンの回転動力に変換して発電することができ、更にこれまで無駄に捨てられていたエネルギー回収後のお湯は給湯に使うことができる。

同発電設備は小さく音も静か。発電した電力は再生可能エネルギーの固定買い取り制度で地熱発電として売電できる。

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