そよ風でもOK、20万円台の家庭用風力発電機発売へ

低価格で垂直軸風車を採用した家庭用小型風力発電装置を神鋼電機が開発した。一般家庭の屋上や庭、小規模事業所や、災害時の通信用補助電源などに使える。

日本の地形による風況状態は、市街地では年間平均風速が4m/s以下の所が多く、風向きが一定ではなく、頻繁に変化するなど風力発電に向いているとはいえない。このシステムでは垂直軸風車の採用により、どの方向の風に対しても対応できる。

また、風切り音もなく、回転していても静止状態とほとんど変わらぬほど静かで、密集地での設置にも向いている。0.5m/s程度から自力で始動し始め、2m/sの軽風（木の葉が動く程度の風）から発電可能。始動用回転装置のいらないシンプルな構造によって、低価格が実現した。

システム本体価格は20-30万円台が中心で、発売時期は2003年10月頃を予定。販売はキット方式の予定で、キットに添付するビデオによる組立て手順を見ながら、購入者が簡単に組立てし、据え付つけられるという。



http://www.shinko-elec.co.jp/windpower/index.html




登録日時: 2003/08/06 08:50:17 AM

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