エネルギー・地球温暖化

2011年12月09日

 

神戸製鋼所、小型バイナリー発電システムを販売

Keywords:  再生可能エネルギー  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業)  環境技術 

 

JFS/Kobe Steel to Launch Small-Scale Binary Power Generation System
Copyright 株式会社 神戸製鋼所


神戸製鋼所は2011年9月8日、地熱や工場排熱等を利用して発電する、高効率・小型バイナリー発電システム「マイクロバイナリー」の販売を2011年10月より開始すると発表した。システムの最大発電端出力は70kWで、本体ユニット価格は2500万円。

バイナリー発電は、沸点の低い作動媒体を加熱・蒸発させてその蒸気でタービンを回し発電するシステム。再生可能エネルギーの固定価格買取制度の導入が決定したことや、小型バイナリー発電設備の電気事業法に係る規制緩和が検討されていることにより、簡易型バイナリー発電装置の普及が期待されている。

「マイクロバイナリー」は、70~95℃の温水、もしくは温水に変換できる廃液やガスなどの熱源から発電するシステムで、温泉水や地熱資源、バイオマス、太陽熱など、幅広い熱源の利用が可能。また、世界初の半密閉スクリュタービン方式の発電システムで、作動媒体や潤滑油が漏れない構造のため、長期の安定運転が可能。

価格面では、同社の冷凍機・ヒートポンプ等の量産技術の活用や部品の共用化を図ることで、低価格化を実現した。同社では、130℃以下の蒸気を使った120kW級の蒸気熱源バイナリー発電システムの開発にも着手しており、2015年までにバイナリー発電で年間売上高30億円を目指すとしている。

神戸製鋼と電力会社、高効率温水ヒートポンプを開発(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030131.html

登録日時:2011/12/09 06:00:15 AM


English  

 

参照元

神戸製鋼所 高効率・小型バイナリー発電システム「マイクロバイナリー」の開発・販売について
http://www.kobelco.co.jp/topics/2011/09/1186618_11213.html


 

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