エネルギー・地球温暖化

2014年06月23日

 

養鶏企業がバイオマス発電、鶏糞で一日6MWを発電へ

Keywords:  再生可能エネルギー  3R・廃棄物  企業(製造業) 

 

写真:Old English Game Bantams Chickens Hens Rooster
イメージ画像:Photo by JamesDeMers Some Rights Reserved.

養鶏・食肉生産を行う十文字チキンカンパニーは2014年3月26日、鶏糞を燃料とするバイオマス発電所を通じ、再生可能エネルギー固定価格買取制度を利用して発電事業に参入することを発表した。

この「十文字チキンカンパニーバイオマス発電所」は岩手県九戸郡軽米町に建設され、自社及び提携農場より主に供給される鶏糞を一日400トン使用し、発電出力は6,250kW、所内使用電力を差し引いた送電能力は4,800kWの見込み。着工は2014年8月、営業運転開始は2016年3月の予定。

既に宮崎県2ヶ所、鹿児島県1ヵ所の計3ヶ所で鶏糞発電プラントが稼働しているが、新発電所は九州以外で初のプラントとなり、食鳥業界単独企業としては最大規模になる見込み。

同社は発電事業を通じて地元のバイオマス資源である鶏糞をクリーンエネルギー源として活用するとともに、燃焼後の灰は肥料原料として活用し、資源の循環を目指すとしている。また本事業を通じて地元の地域活性化、地球温暖化対策としてのCO2削減、及び国のバイオマス発電目標達成に貢献したいとしている。

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