エネルギー・地球温暖化

2012年08月16日

 

東京都 低炭素建築物の普及推進に向け評価指標を作成

Keywords:  地球温暖化  地方自治体 

 

東京都は2012年5月28日、低炭素で防災力と快適性を兼ね備えた「スマートエネルギー都市」への転換政策の一環として、既存の中小規模テナントビルのCO2排出量を比較評価できる評価指標(ベンチマーク)とこの指標を活用した評価の方法について解説した「建築物のCO2排出実績に関する環境情報活用マニュアル(試行版)」を作成したと発表した。

CO2排出量の少ない低炭素な建築物の普及を推進するため、不動産市場でその環境価値を評価できる基準を設け、不動産投資家やテナント事業者に優先的な選択の判断材料として活用してもらうことが狙い。

同ベンチマークは「地球温暖化対策報告書制度」により収集された3万件を超える中小規模事業所のCO2排出量等の情報をもとに作成され、CO2排出原単位(kg-CO2/平方メートル)で示し、排出量に応じた7つのレンジに区分される。

都は今後も用途情報の追加等を行い内容を充実させるとともに、より利用しやすいものにするとしている。

登録日時:2012/08/16 06:00:15 AM

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