エネルギー・地球温暖化

2012年05月25日

 

バレンタインカードを使い、CO2排出権取引の新たな取引手法を実証実験

Keywords:  地球温暖化  企業(製造業)  企業(非製造業)  震災復興 

 

国立情報学研究所(NII)、凸版印刷、日本ユニシス、セブン&アイ・ホールディングス、三菱UFJリースは、2012年2月9日から13日にかけて、ICT(情報通信技術)を活用したCO2排出量取引の新たな取引手法に関する実証実験を行った。

NIIと4社はこれまで、1トン~1,000トン単位で管理・売買されていた排出権を小口化し、簡易に譲渡・決済する方法について研究を進めてきた。同実験は、この研究成果を基に、東日本大震災で被災した釜石市など岩手県内の3森林整備事業に関わる排出権(J-VER)を小口化し、カードに割り当てて販売(売値100円)するもの。

具体的には、10キログラムの排出権が割り当てられたカードを、バレンタイン用のメッセージカードとしてそごう横浜店で販売。カードを受け取った人は、携帯電話などから実験用のWebサイトにアクセスし、3つの復興支援団体から支援したい団体を選ぶ。選択された団体は、復興活動におけるCO2排出をオフセットすることができる。

同実験を通じて、研究で提案している小口かつ簡易な排出権取引手法の有効性を検証するとともに、被災地の復興支援に役立てたい考え。

環境省 オフセット・クレジット(J-VER)制度に3件が登録(関連のJFS記事)

登録日時:2012/05/25 06:00:15 AM


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