2011年12月11日
Keywords: 地球温暖化 地方自治体 生態系・生物多様性
千葉県千葉市都市局公園緑地部緑政課は、2011年8月18日、同年6月初旬に市役所に設置し 大型ネットにゴーヤなどのつる性植物が繁茂し、「緑のカーテン」が完成したと発表した。
市役所本庁舎1階西側に設置され、規模は全長50m、高さ4mに及ぶ。使用した植物は、ゴーヤ20本、アサガオ30本、ヘチマ10本、フウセンカズラ20本、ルコウソウ20本の5種合計100本。
設置後に定期的に外気温を測定した結果、直射日光を遮り、植物の蒸散作用によって建物壁面の温度上昇を最大7℃抑制できることを確認した。また、植物の緑やアサガオ等の色とりどりの花が視覚的にも涼しさを演出している。収穫したゴーヤの実は、例年、児童相談所の食材として提供している。
東日本大震災後は電力供給不足により、あらためて、緑のカーテンなどによる省エネ効果が期待されている。同市では、ヒートアイランド現象の緩和と節電効果が期待される建物の緑化の取り組みの一つとして、緑のカーテンの普及を推進している。
京都府立大、イモで「緑のカーテン」づくりに挑戦(関連のJFS記事)
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登録日時:2011/12/11 06:00:15 AM