生物多様性・食糧・水

2011年03月23日

 

官民連携の水循環システム開発拠点「ウォータープラザ」が完成

Keywords:    NGO・市民  地方自治体  大学・研究機関 

 

JFS/Water Plaza Completed as Development Base for Water Recycling System by Public-Private Tie-Up
UR/RO ユニット
Copyright 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構

独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、北九州市、海外水循環ソリューション技術研究組合(GWSTA)が連携して建設を進めてきた、先進の循環システムの開発、管理、情報発信を行う「ウォータープラザ」が2010年12月14日、北九州市に完成した。

世界的に水やエネルギー問題が懸念されている現在、国内でも下水処理水の循環利用の推進と大幅な省エネが必要であり、革新的な技術、管理運営手法などの開発、普及が急務となっている。しかし、これまでそうしたノウハウは、国や自治体、民間企業などに分散し、官民連携による技術・情報の結集が求められてきた。

このため「ウォータープラザ」では、世界トップレベルの国内独自技術を結集し、水循環システムのノウハウを蓄積し、技術力を世界に発信していく。施設内には、海水淡水化と下水再利用の統合による省エネ、低環境負荷、低コストな造水システムの運営実証を行う「デモプラント」と、そこから供給される6種類の水を活用して、先進の水処理技術を開発、実証する「テストベッド」がある。

運営実証と機器試験の両方を備えた国内初の施設として、自治体、国、民間企業がそれぞれの特徴を生かして連携し、総合的な水循環システムのモデルケースとなることが期待されている。

NEDO、世界の水問題の解決へ「水循環プロジェクト」の詳細を発表(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/029504.html
日本の技術を世界の水問題に役立てるしくみつくりを(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/029150.html

登録日時:2011/03/23 06:00:15 AM

English  

 

参照元

「水ビジネス」を世界へ発信
-国内初のウォータープラザ完成-
http://app3.infoc.nedo.go.jp/informations/koubo/press/EV/
nedopress.2010-12-13.4632189997/


 

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