エネルギー・地球温暖化

2010年05月20日

 

温室効果ガス観測技術衛星による観測データの解析結果を提供開始

Keywords:  地球温暖化  大学・研究機関  政府 

 

宇宙航空研究開発機構、国立環境研究所及び環境省は2010年2月18日、温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)による観測データの解析結果の一般提供を開始した。

同衛星(2009年1月23日に打ち上げ)による観測データより解析された、大気中のCO2とメタン濃度について、初期検証作業が完了したことに伴い、全球にわたる当該データ及び雲被覆情報を提供するもの。国立環境研究所の下記のホームページにより日本語と英語で提供する。

GOSATにより、これまで地上観測局がほとんど存在しなかった観測の空白域のデータが取得できるようになった。例えば、シベリア(夏季)、南アメリカ中東部(夏季)、オーストラリア大陸(年間)、アラビア半島(年間)、デカン高原(秋冬)、アフリカ大陸中北部(年間)、アフリカ大陸南部(春夏)。

検証作業により、GOSATから得られたCO2とメタン濃度の分布やその季節変化は、従来の地上観測や航空機観測による観測結果と整合していた。今後は、さらに解析結果データの質的向上等を進めるとともに、2011年上半期を目処に、月別・地域別のCO2吸収排出量(収支)の一般提供を開始する予定。

温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)による観測データの析結果
(二酸化炭素・メタン濃度等)の一般提供開始について
http://www.jaxa.jp/press/2010/02/
20100216_ibuki_j.html

http://www.gosat.nies.go.jp/jp/gallery/
FTS_L2_SWIR_CO2_gallery.htm

http://www.gosat.nies.go.jp/jp/related/2010/201002.htm
GOSATプロジェクト
http://data.gosat.nies.go.jp/

登録日時:2010/05/20 06:00:15 AM

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