3R・廃棄物

2010年04月18日

 

産業廃棄物2007年度実績、再生利用率上昇、最終処分量減少

Keywords:  3R・廃棄物  企業(製造業)  企業(非製造業)  政府 

 

環境省は2010年1月14日、2007年度における全国の産業廃棄物の排出および処理状況等について発表した。2007年度の総排出量は約4億1943万トンで、2006年度比約100万トンの増加、2005年度比約300万トンの減少だった。

総排出量のうち1億8047万トンが中間処理により減量化され、52%にあたる2億1881万トンが再生利用され、5%にあたる2014万トンが最終処分された。再生利用量は前年比404万トン増加、再生利用率が前年比1ポイント上昇した。最終処分量は前年比166万トン減の過去最低となり、減少傾向が続いている。

排出量の多い3業種は、電気・ガス・熱供給・水道業(22.8%)、農業(20.9%)、建設業(18.4%)で前年と同じ。排出量の多い3品目は、汚泥(44.2%)、動物のふん尿(20.9%)、がれき類(14.5%)で全体の8割を占める。

再生利用率の高いものは、動物のふん尿(96%)、がれき類(95%)、金属くず(92%)等であり、逆に低いものは、汚泥(9%)、廃アルカリ(23%)、廃酸(29%)等であった。

2001年度産業廃棄物の最終処分量は過去最低(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/023405.html
産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成19年度実績)について
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=11977

登録日時:2010/04/18 06:00:15 AM

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