2004年07月08日
2004年3月、環境省は2001年度の産業廃棄物の排出と処理状況を調査し、その結果を取りまとめた。総排出量は約4億トンで、前年度比約1.4%減。最終処分量は前年度より300万トン減の約4,200万トンとなり、過去最低となった。
約4億トンの再生利用量、減量化量及び最終処分量の比率は、43.8%が減量化、45.8%が再生利用 10.4%が最終処分となっている。この比率は前年度と同じ。
11業種のうち上位6業種で全体の8割を占め、排出量の一番多い電気・ガス・熱供給・水道業の排出量は9,314万トン(全体の23.3%)。種類別では汚泥(約1億8,690万トン)、動物のふん尿(9,009万トン)、がれき類(5,710万トン)で全排出量の約8割。再生利用率が高いものは動物のふん尿(95%)、逆に低いものは汚泥(8%)。
最終処分場の残余年数を推計すると全国では4.3年だが、首都圏及び近畿圏で発生した産業廃棄物を、それぞれの圏域内で最終処分すると仮定すれば、残余年数は それぞれ1.1年、2.2年となる。
政府の廃棄物削減目標(1999年9月末に策定)は、2010年度の産業廃棄物最終処分量を3,100万トンと設定している。
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=4744
登録日時: 2004/07/08 10:54:53 AM
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