エネルギー・地球温暖化

2009年08月13日

 

日本の大気中二酸化炭素濃度が過去最高に

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JFS/co2concentration
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気象庁は、2009年5月19日、同庁が温室効果ガス観測を実施する国内観測地点において、2008年の年平均大気中二酸化炭素濃度が過去最高となったこと、および2009年3月~4月の大気中二酸化炭素濃度が観測開始以来の最高値を記録したことを発表した。

気象庁は、岩手県大船渡市綾里、東京都小笠原村南鳥島、沖縄県八重山郡与那国島の国内3地点で、大気中の二酸化炭素濃度の観測を実施している。これらの観測の結果、2008年の年平均値は3地点でそれぞれ388.5ppm、386.6ppm、388.0ppmとこれまでで過去最高となった。 この10年間では1.9ppm/年の割合で増加を続けており、国内で最初に長期連続観測を開始した綾里においては、観測開始時(1987年)より、37.3ppm濃度が増加している。

また、年間で最も二酸化炭素濃度の高くなる春季において、今年3月~4月の観測値は、それぞれ395.3ppm(綾里、4月)、390.8ppm(南鳥島、3月)、393.2ppm(与那国島、4月)と、すべての観測点で観測開始以来の最高値を記録した。

2009年4月までの日本の大気中二酸化炭素濃度について
http://www.jma.go.jp/jma/press/0905/19a/
2008co2.pdf

登録日時: 2009/08/13 06:00:15 AM

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