生物多様性・食糧・水

2009年01月27日

 

2007年度全国汚水処理人口普及率は83.7%、下水道は71.7%に

Keywords:    政府 

 

農林水産省、国土交通省、環境省は2008年8月22日、2007年度末の全国の汚水処理人口普及率が83.7%に達したと発表した。人口で見ると1億635万人で、2006年度末から167万人の増加となった。

施設別の処理人口は、下水道によるものが9,111万人で普及率は71.7%。農業集落排水施設などによるものが370万人、浄化槽によるものが1,121万人、コミュニティ・プラントによるものが33万人である。

しかし汚水処理人口普及状況は、大都市と中小市町村で大きな格差があり、東京都の99.2%などに比べ、人口5万人未満の市町村の普及率は67.6%にとどまっている。同じく下水道だけで見ると、人口5万人未満の市町村の普及率は42.7%で、普及率が50%を下まわっている都道府県が47都道府県中14県に及ぶ。

公共用水域の水質保全、河川の水質向上のためにも、国では今後一層の汚水処理施設の整備を進め、地域間格差を早急に解消すべきとしている。

平成19年度末の下水道整備状況について
http://www.mlit.go.jp/report/press/
city13_hh_000028.html

平成19年度末の汚水処理人口普及状況について
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=10085
第14回「いきいき下水道賞」決定(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/023936.html
下水道事業の排出枠取引制度、検討(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/023042.html

登録日時: 2009/01/27 6:00:15 AM

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