3R・廃棄物

2009年01月12日

 

日本各地でレジ袋有料化へ。10,000人アンケート結果発表会開催

Keywords:  3R・廃棄物  NGO・市民  政策・制度 

 

容器包装の3Rを進める全国ネットワークは2008年4月15日、「レジ袋10,000人アンケート発表会」を開催し、2007年10月から12月までの3ヶ月間に展開した「レジ袋NOデー全国キャンペーン」の際に全国のスーパーやコンビニ店頭などで実施したアンケート結果を発表した。アンケートの設問は、1.レジ袋をもらったかどうか、2.もらった理由は何か、3.レジ袋の有料化に賛成か、の3点で、回答者数はのべ13,259人。

レジ袋をもらわなかった人は51%、もらった人が49%とほぼ同数で、レジ袋をもらった人の理由は、「くれるから」「マイバッグを忘れたから」「使うから」の3つに大きく分かれた。レジ袋の有料化の賛否では、賛成が78%という高い結果が得られたことから、同団体では、レジ袋の有料化で、辞退率を約2割引き上げることが可能と推測している。

同発表会では、基調講演に2008年4月1日より協定によるレジ袋有料化を全県レベルで実現した富山県の石井隆一知事が登壇。パネルディスカッションでは、2008年3月に、全国初のレジ袋有料化推進条例を設置した杉並区の山田宏区長、2012年までに全国約1,000店でレジ袋無料配布を中止する計画のイオン株式会社環境・社会貢献部部長上山静一氏らが登壇し、「レジ袋削減には、レジ袋有料化が最も有効な方法」であると口をそろえた。

日本国内で出荷されるプラスティック製容器包装類の約15%がレジ袋であると推定されている。2006年に改正された容器包装リサイクル法では、年間50トン以上使用する小売店に対し、レジ袋削減の取り組みの報告が義務付けられた。

2008年10月以降、北海道、埼玉県、静岡県、三重県、沖縄県などの各自治体でも、大手スーパーを中心にレジ袋有料化を行っている。ごみの減量化と地球温暖化防止を目的に、自治体との連携や協定によるまちぐるみのレジ袋有料化の取り組みが、日本各地に広がりつつある。

容器包装の3Rを進める全国ネットワーク 
http://www.citizens-i.org/gomi0/reji-hukuro.html
ENVIROASIA(日中韓環境情報サイト)
http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/
J08041801J

杉並区、サミットとレジ袋削減のための地域自主協定締結(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024306.html
イオン、全国展開に向け、京都でレジ袋有料化を開始(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024401.html
全国初! 富山県下全域でレジ袋を有料化へ(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/024880.html

登録日時: 2009/01/12 06:00:15 AM

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