2008年12月20日
北九州市とソニーは2008年9月1日、デジタルカメラ、ビデオカメラやポータブル音楽プレーヤーなど、不要となった小型電子機器を回収し、その中に含まれる貴重な金属を資源として有効活用する実証実験を開始した。
北九州市は環境への取り組みが評価され、2008年7月に国から「環境モデル都市」に選ばれている。市内の60か所に回収ボックスを設置。2009年3月31日までに、分別・分解・選別から金属回収に至る一連の処理の経済性等を検証する。
小型電子機器等を製造するには、レアメタルを含む金属材料は必要不可欠だが、現在、日本はその多くを輸入に頼っている。材料の安定的な確保、代替材料の開発、リサイクルの仕組みと技術開発は大きな課題とされてきた。
今回、北九州市と小型電子機器等のメーカーであるソニーは、北九州エコタウンで非鉄金属のリサイクル事業を行っている日本磁力選鉱をパートナーに、今回の実験を行う。継続的な実施を前提として「回収→処理→再生」のリサイクルチェーン全体としての事業性の評価を行っていきたいとしている。
北九州市とソニーは協働で小型電子機器回収の実証実験を開始
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/
Press/200808/08-0806/index.html
登録日時: 2008/12/20 06:27:50 AM