「お茶入りペーパーバッグ」で地球温暖化防止に貢献

伊藤園とザ・パックは2007年10月31日、茶殻を紙袋に有効活用する技術開発に取り組み、「お茶入りペーパーバッグ」を開発したと共同発表した。残渣である茶殻を「CO2を吸収・固定した未利用素材」として捉え、効率よく紙製品中に配合し、リサイクルや省資源と同様に地球温暖化防止にも配慮した。

今回開発した茶殻を含水のまま保存・配合する技術を紙袋原紙の製造工程に応用したもの。茶殻を配合することで、紙原料の使用量を削減している。ペーパーバッグとしての強度は通常のものと変わりはなく、使用後も通常どおり古紙として何度でもリサイクルが可能だという。

伊藤園は今後も、茶配合製品の研究開発に積極的に取り組み、普及させることにより、社会での「茶殻は廃棄物ではなく、身近な有用資源である」という考えの定着や意識付けに役立てていく方針。



茶殻配合のプラスチックを開発 （関連のJFS記事）
http://www.japanfs.org/db/415-j
茶殻リサイクルシステムなど 地球温暖化防止活動の表彰 （関連のJFS記事）
http://www.japanfs.org/db/1669-j


登録日時: 2008/04/03 10:09:41 AM