2003年09月27日
Keywords: 3R・廃棄物 エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業)
伊藤園は、日本油脂と共同で茶殻を配合したプラスチックを開発したと発表した。茶殻は水分含有率が高く、放置しておくと腐敗しやすいため、これまで多額の費用をかけて焼却や乾燥を行ってきた。<br><br>今回、伊藤園の水分を含む茶殻の腐敗を抑えて輸送し、常温で数日間保存できる技術と、日本油脂の専用添加剤技術を組み合わせ、茶殻を乾燥させることなく樹脂化を実現した。茶殻の乾燥に要する膨大な費用と資源の消費を抑えることができる。<br><br>その上、抗菌性を持つ茶特有の成分である緑茶ポリフェノール、茶の香り等を、樹脂に付けることもできるため、今回開発した茶配合樹脂の成型物には、高い抗菌効果が確認されたという。同社では、この茶配合樹脂を手すり、バス・トイレ用品や文具等に成型し販売するとしている。<br><br>
登録日時: 2003/09/27 11:51:50 AM
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