エネルギー・地球温暖化

2008年03月01日

 

「2008年G8サミットNGOフォーラム」、洞爺湖サミットに向けた政策提言の中間報告書を発表

Keywords:  地球温暖化  NGO・市民  政府 

 

「2008年G8サミットNGOフォーラム」は2007年10月14日、東京・港区で、「2008年G8サミットに向けて日本の市民社会ができること」と題するシンポジュウムを開催し、2008年7月に北海道洞爺湖で開催されるG8サミットに向けたポジション・ペーパー(中間報告的な提言書)を発表した。同フォーラムは2007年1月、参加8カ国の政府に向けて政策提言を行おうと国内100団体以上のNGOにより結成された。

ポジション・ペーパーは、「環境」「人権・平和」「貧困・開発」の3つの分野に関する問題の現状と、早急に取り組むべき課題から構成。「環境」では気候変動・生物多様性を扱い、日本が洞爺湖サミットにおいて、気候変動問題を主要議題として取り上げて世界をリードするために、炭素税や排出量取引の導入、主要な固定・移動発生源に対する排出規制の導入など国内政策の強化を課題としてあげた。また、2050年までに温室効果ガスの排出量を1990年比で80%削減するよう求めた。

その他、アフリカ・アジアからゲストを招いての基調講演や各分野に分かれての分科会が行われた。ケニアのンジェリ・ワムコンヤ氏は、アフリカでは、バイオ燃料の普及の影響で新たな環境破壊が繰り広げられている現状を報告し、日本のNGOはG8諸国にバイオ燃料生産の基準策定を働きかけるべきだと述べた。

代表の星野昌子氏は、「日本ではNGOのアドボカシー(提言)に関する社会の認識は低い。2008年をNGOのアドボカシー元年としたい」と呼びかけた。



http://www.g8ngoforum.org/environment/uploads/ccbd_0710.pdf


登録日時: 2008/03/01 02:16:39 AM


 


 

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