2007年01月31日
日立製作所は2006年11月9日、ドイツの研究機関フラウンホーファーIZM研究所と共同で、ドイツを中心とした欧州におけるリサイクル方法を反映して、製品のリサイクルコストや環境負荷を評価する「グローバル対応環境配慮設計支援システム」を開発したことを発表した。同システム活用により、国ごとに異なるリサイクル方法を考慮した製品設計を支援できる。
今回開発されたシステムは、製品構成や部品の材質、質量、含有化学物質などの設計情報と、国や地域によって異なるリサイクル方法などの環境情報を組み合わせて、製品の環境負荷や解体後のリサイクルコストを算出できるもの。
製品設計段階で活用することにより、製品が出荷先地域で使用済みとなった場合のリサイクル方法を自動的に推定し、リサイクル時のコストや環境負荷を定量的に評価する。さらに、解体のしやすさ、製品の処分のしやすさなど、リサイクルコストや環境負荷両面から設計改良指針を提供し、低コストで環境負荷の少ない製品の開発を支援することができる。
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2006/11/1109b.html
登録日時: 2007/01/31 11:17:05 PM
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