エネルギー・地球温暖化

2006年12月15日

 

旅行、ビジネスは鉄道で行こう! CO2削減に効果大

Keywords:  地球温暖化  NGO・市民 

 

NP0法人の気候ネットワークが2006年8月に公表した報告書によると、飛行機と乗用車の利用を鉄道に切り替えれば、CO2排出量の削減に大きな効果があることがわかった。旅客1人を1キロ運ぶために排出されるCO2量(CO2排出原単位)は、鉄道の場合、飛行機の1/6、乗用車の1/10程度で済む。

2004年度の日本の運輸旅客部門のCO2排出量は、1990年度比42.5%増と急増。これはCO2排出原単位の大きい乗用車と飛行機の利用が増え、ともに5割以上もCO2排出量が増加したため。

同報告書によると、日本国内の飛行機と乗用車の利用を1割ずつ新幹線などの鉄道にシフトすれば、旅客部門全体の7.7%に当たる1232万トンのCO2排出量を削減できる。

京都議定書で日本はCO2などの温室効果ガス排出量を1990年度比で6%減らすことを義務づけられているが、2004年度は同年度を8%上回っている。報告書では、鉄道利用を進めるために炭素税の導入や消費者への情報提供などの政策が必要だとしている。



http://www.kikonet.org/iken/kokunai/2006-08-11.html




登録日時: 2006/12/15 06:05:31 PM

英語記事はこちら


 


 

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