3R・廃棄物

2006年11月17日

 

鹿島と不動テトラ 解体コンクリートガラの再生利用工法でCO2削減

Keywords:  3R・廃棄物  企業(非製造業)  地球温暖化 

 

鹿島と不動テトラは2006年8月10日、建築基礎工事で使用する地盤改良工法として、既存建物の解体で発生するコンクリートガラと流動化処理土を混合する流動化処理工法「アドヴァンソイル工法」を開発し、建設現場で適用したことを発表した。

近年、建築業界では増大する建設副産物、特に建物の新築工事の際に発生する建設発生土や既存建物の解体に伴い発生するコンクリートガラの有効活用が求められている。同工法は、場外へ搬出していた解体コンクリートガラを流動化処理土の骨材に利用することで従来以上の強度特性を得られるうえ、ガラの場外搬出を抑えるため、CO2排出量を削減できる。

同工法は、外部のプラントで製造した流動化処理土を現場に搬入し、不純物を取り除いたコンクリートガラを場内の製造プラントで混練、打設し、支持層から新設する基礎下まで埋め戻しをするもの。実施適用した現場では、コンクリートガラの再生利用量をCO2排出量に換算すると37t-CO2削減できた。

鹿島と不動テトラは、同工法が同年3月に日本建築センターの建築技術審査証明を取得したことを機に、既存建物解体を伴う現場で積極的に採用していく考え。また、製造プラントの小型化を進め、小規模現場での採用も可能にしたいとしている。



http://www.kajima.co.jp/news/press/200608/10a1fo-j.htm


http://www.fudotetra.co.jp/


登録日時: 2006/11/17 05:28:13 PM

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