エネルギー・地球温暖化

2006年10月30日

 

産総研、森林のCO2吸収量の連続測定技術トレーニングコースを開催

Keywords:  地球温暖化  大学・研究機関  政府  生態系・生物多様性 

 

産業技術総合研究所(産総研)は、森林のCO2吸収量を連続的に計測できる新しい技術「渦相関法」の普及を図るため、アジアの観測担当者を対象とした第一回トレーニングコースを2006年8月21日-30日、つくば市の同研究所において開催した。

受講生は9の国と地域(インド、インドネシア、タイ、台湾、中国、バングラディシュ、フィリピン、ベトナム、マレーシア)からの20名。講師は、カナダ、米国、韓国、中国から各1名、日本から講師と実行委員のべ約10名が参加した。「計測理論」「装置の設置や保守などの総合的な計測技術」「CO2吸収量を算出するためのデータ処理技術」などを学んだ。

産総研は、アジアの森林が地球大気のCO2をどれだけ吸収しているかモニタリングするため、アジア諸国並びに森林総合研究所、農業環境技術研究所、国立環境研究所および北海道大学と提携して、観測網(アジアフラックスネットワーク)の構築を進めている。本コース実施により、組織的な観測データの蓄積、データ品質の向上、アジアの研究者および政策担当者の連携強化に資することが期待される。

次回は、2007年度中に予定しており、日程と参加者公募の情報は、当年11月頃に下記のウェブに掲載予定。
http://www.asiaflux.net/




http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2006/
pr20060817/pr20060817.html





登録日時: 2006/10/30 08:16:12 AM

英語記事はこちら


 


 

このページの先頭へ