2006年05月14日
環境省と英国の環境・食糧・地方開発省は、共同で科学的研究プロジェクト「低炭素社会の実現に向けた脱温暖化2050プロジェクト」を2006年2月16日に発足させた。同日、東京で開催されたシンポジウム「脱温暖化社会に向けた挑戦-京都議定書発効から1年」において小池環境大臣およびグレアム・フライ駐日英国大使が発表した。
共同研究の目的は、「科学的な知見に基づいて低炭素社会(LCS)に向けて大幅な温室効果ガスの削減が必要となることの理解を深める」「世界各国の国別のLCS実現シナリオのレビュー」「LCSのイメージを共有」「地球規模の調和の取れたLCSを実現するために、各国が取るべき道筋を明らかにする」「ボトルネックとなる問題、早期に解決することが必要な問題の特定」「LCS実現に向けた国際的な研究協力の構築に寄与」で、2050年のLCSのビジョンを想定し、それを実現するための対策を考えるバックキャスティング手法を採用する。
日本では国立環境研究所が、英国では英国エネルギー研究センターおよびチンダル研究所が中心となって研究を実施する。その一環として06年6月14日から3日間、約20カ国の研究者、政府関係者、関係国際機関等の参加を得て国際ワークショップを東京で実施する予定。
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/2050proj/press/index.html
http://2050.nies.go.jp/index.html
登録日時: 2006/05/14 09:22:16 PM
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