鉄道業界初　京王電鉄、食品廃棄物の完全循環型リサイクルを実現

京王電鉄は環境リサイクル事業の一環として、食品廃棄物から作られた有機肥料を使用して栽培した野菜の京王ストアでの販売と、京王プラザホテルレストランでの提供を2005年10月に開始した。これにより、同社は鉄道業界では初めて、完全循環型リサイクルを実現した。

京王グループ各社から日々発生する生ゴミを、提携している千葉県にある環境ベンチャー企業のアグリガイアシステムが堆肥化。この有機肥料を活用して各地の契約農家が栽培した野菜を京王ストアの店頭で販売するほか、京王プラザホテルレストランの料理で提供する。

2004年８月の環境リサイクル事業着手以来、同社はグループでの運用実績を蓄積しており、今後はこれをもとに、食品廃棄物の循環型リサイクルシステムを外部企業に対して提案構築していく考え。