エネルギー・地球温暖化

2005年12月08日

 

富士フィルムなど5社、「エスペランザ水力発電プロジェクト」で排出権取得へ

Keywords:  地球温暖化  企業(製造業)  企業(非製造業)  再生可能エネルギー  政府 

 

富士フィルム、出光興産、新日本石油、沖縄電力、大和証券SMBCプリンシパル・インベストメントの5社は、2005年10月21日、各社が出資している世界銀行コミュニティ開発炭素基金(CDCF)がクリーン開発メカニズム(CDM)として認定された「エスペランザ水力発電プロジェクト(ホンジュラス)」で、世界で初めてCDM理事会により排出権を獲得したことを発表した。

同プロジェクトは、中米ホンジュラスのエスペランザ市において、1万2700kwの水力発電所を建設し、同市および周辺地域の約4万人に対して電力を供給するもの。これにより、2024年まで年間約3万7000トンの温室効果ガス削減が期待できる。

CDCFは、発展途上国が行う小規模の温室効果ガス排出削減プロジェクト(水力、風力、太陽光などの再生可能エネルギーの利用促進など)に対して、京都メカニズムの枠組みを活用し資金協力するファンド。上記5社のほか海外の企業および政府機関等がCDCFへ出資しており、出資者にはプロジェクトで削減した温室効果ガスの排出権が出資額に応じて分配されるしくみとなっている。





登録日時: 2005/12/08 10:36:47 AM

英語記事はこちら


 


 

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