2005年05月08日
Keywords: 3R・廃棄物 企業(非製造業) 再生可能エネルギー 大学・研究機関 環境技術 生態系・生物多様性
中央農業総合研究センターは2004年10月13日、(有)高田エンジニアリングと共に「もみ殻燃焼灰の高溶解性ケイ酸質肥料化法」を開発し、特許出願した。
もみ殻は国内で年間約200万トン、世界では1億トン生産されている。乾燥したバイオマスとして、発電などに利用するため燃やされているが、燃焼後20%も残る灰の廃棄が課題であった。その灰を有効に活用するのがこの技術。
高温燃焼後のもみ殻灰は、90%余りを占めるケイ酸が不溶化して肥料としての価値がなくなる。しかし、低温で燃焼させたもみ殻灰は、非晶質の溶解性の高いケイ酸資材となり、水田に施用すると土壌溶液のケイ酸濃度を高める効果が高く、水稲収量も高まる。もみ殻の熱エネルギーと灰の有効利用に期待がかかる。
http://narc.naro.affrc.go.jp/chousei/shiryou/press/momigara/index.htm
登録日時: 2005/05/08 11:02:45 PM
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