3R・廃棄物

2004年08月13日

 

滋賀県で「エコ村」建設に向けて協会設立

Keywords:  3R・廃棄物  NGO・市民  再生可能エネルギー  大学・研究機関    生態系・生物多様性 

 

循環型社会のモデルを形成しようとする「エコ村」の建設に向けた取り組みが、2004年、滋賀県内ではじまった。近江八幡市の郊外では、1000人規模のエコ村の建設を予定。推進協議会が設立され、ワークショップ活動などで構想作りがはじまっている。その他、エコ村を実現しようとする動きが県内各地で起こりつつある。

環境と人間の生活との共生を目指し、持続可能な社会のありかたを一地域のコミュニティのなかで探ろうとする「エコ村」では、水資源の循環、持続可能な形でのエネルギー利用、生活からでる有機廃棄物の資源化、地産地消型の経済活動など、循環型社会の形成が追求される。住宅は化石燃料による冷暖房がなくても快適に過ごせるよう設計され、建設も、リサイクルが考慮されるなど環境に負荷のかからないやりかたを工夫。

この「エコ村」構想は仁連孝昭滋賀県立大学教授らが提唱。行政主導ではなく、研究者、経済人、市民運動家、行政リーダーなどが自発的に取り組んできた。京都に隣接している滋賀県は日本最大の湖である琵琶湖を抱えているが、近年、その琵琶湖の水質悪化に悩んでいる背景などから、県民の間には環境保全の意識が高まっており、環境NGOの活動も盛んである。



http://www.eco-mura.net




登録日時: 2004/08/13 01:28:35 PM

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