2004年08月12日
Keywords: 3R・廃棄物 地方自治体 地球温暖化 生態系・生物多様性
長野県は、「信州型木製ガードレール」の開発に成功、衝突試験に合格したと発表した。地方自治体としては、全国で初めて。
ガードレールは、1999年度より「防護柵設置基準」が性能規定に改訂されたことにより、従来の鋼製のほかに木製などが可能となった。これを受け、2003年度から県内の意欲ある民間企業と共同して、県産のスギやカラマツなどの間伐材を利用する「信州型木製ガードレール」の開発を進めてきた。
2004年度以降、県内4地域(軽井沢・安曇野・八ヶ岳西麓・北信州)などの観光地や景観地を中心に、県が管理又は設置する道路に整備する。また、異なる気象条件下(多雨、多雪など)での経年劣化などのデータを蓄積し、今後の維持管理に活用していく方針。
「信州型木製ガードレール」活用事業は、これまで利用されにくかった間伐材を積極的に活用することにより、里山の保全を目指すとともに、地球温暖化防止、循環型社会構築及び新たな雇用の創出に寄与する。また全国に向け「信州型木製ガードレール」の活用を積極的にPRするという。
登録日時: 2004/08/12 04:10:48 PM
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